ベアリング内部のグリスは変色しており、ベアリングにグリスを入れていなくても変色してしまいます。
それの訳は:
まず、グリースには酸化の問題があります。グリースを一定期間設置(または運転)すると、グリースは酸素と多く接触し、同時に金属(軸受自体)が酸化反応の触媒として作用します。したがって、軸受へのグリースの補給間隔を計算する際には、酸化の問題も考慮する必要があります。現在、多くのグリースには酸化防止剤が含まれています。酸化しないというわけではありません。
第二に、軸受自体の温度(軸受自体や環境)が変化すると、グリース中の基油が増ちょう剤に出入りし続け、そのたびに基油が完全に戻らなくなる可能性があります。長期間使用するとグリースの性能が変化し潤滑が不十分になりますので再給油してください。基油が不足したグリースは変色する場合があります。また、温度が異常になるとグリースの性能が大きく変化し、変色が起こります。温度が高いと炭化してしまいます。色が濃くなってしまいます。
第三に、軸受の作動中にグリース内に不純物が混入します。このような不純物はベアリング自体の剥離によって発生する場合と、外界から混入した場合が考えられます。固体の場合も液体の場合もあり、グリースの特性に影響を与える可能性があります。